モコの弁護士ウォッチング

相続

今日は 気持ちいいなあ
昨日までは 雨で
外に 行けなかったし
散歩も ぬれるから 短く 短く

でも
今日は 気持ちいいなあ
晴れているし
たくさん 外で遊べるよ
行こうよ 行こうよ
散歩に 行こうよ

僕は モコ。大河内家のコーギー犬です。
弁護士をしているご主人様と、僕の好きなお母さんと 一緒に散歩です。
僕は、いつもは お母さんと散歩ですが、ご主人様も一緒の散歩が 一番好きです。

僕の好きなお母さんと 一緒に散歩です。ワイ ワイ
うれしいなあ うれしいなあ
あっ 僕の好きなおばさんだ
いい子いい子してくれるよ
あのおじさんも 知ってるよ
かわいいねと 言ってくれるよ
僕は 人は大好きだよ
みんな やさしいから

でも 内緒だけど
犬は 嫌いな犬がいるよ
怖い犬がいるよ
だから 先に吠えるんだよ
僕は 強いからねと
吠えるんだよ

二人で 話しています。

「モコは 大河内家で一番の社交家だね。」
「犬にも 社交的ならいいけれどね。小さいときから知っている犬には うれしそうにして 吠えないけれど、大きくなって知った犬には 吠える犬と吠えない犬が いるみたい。」
「モコは モコでいいね。これ以上要求しなくても。」
「そうですね。いいところがたくさんあって、いけないところが 少しあって。」
「親バカと言われそうだな。」
「そんなモコが とてもかわいいですね。」

「遺産」の問題そのうちに「遺産」の問題について話し始めました。
それは、60代後半の依頼者のお姉さんが、認知症になり、妹にあたる依頼者が面倒をみていたのですが、最近になり、いとこに当たる人が 養子になっていることがわかったと言うことです。

4,5年前より認知症になったお姉さんは、60歳までは元気に働いていました。
結婚をしていないために、財産があるのですが、亡くなった時には、遺産として問題になります。

ここずっと依頼者であるSさんが、お姉さんの面倒をみてきました。
養子になったことがわかったいとこは、時々、訪ねてはきていましたが、特に関わりがあるとは思ってもいなかったようです。

4年前に、養子になっていることが、最近になりわかりました。それで、相談に見えたのですが、養子縁組が無効であることの裁判をしなければならないようです。
もし無効といえなければ、第一順位の相続人として、いとこに全部の財産がいきます。
面倒をみている妹さんとしては、納得がいかないようです。

相続権は どうなっているの。「相続権は どうなっているの。」
「子供がいたら その子どもたちが第一順位の相続人で いないときには、その親が生きていたら、第二順位の相続人となり、兄弟姉妹は、第三順位の相続人になるから、このままだと、いとこになるかな。」
「財産があるときの相続は 難しいですね。」
「遺言として、妹のSさんに全財産を譲ると書いてあれば、半分は、もらうことができるが、認知症の傾向があるときには、それができないからなあ。」
「認知症の傾向があるときの養子縁組は、無効であるということを 裁判で認めてもらう必要があるわけだ。」
「悪意で 意図的になされたとしても、その証明は大変そう。でも、悪意なら、そんな不都合がおきるのもいけないし……。」

僕の財産も 考えておこうそうか
僕の財産も 考えておこう
僕も 結婚していないから
第一順位の相続人はないし

第二順位の僕のお母さんが
相続人になるんだな
僕の好きな「モコボール」は
お母さんが 大事にしてくれそうだから
いいな
大事にしてね
少し 切れているけれど
すごく いいよ
一番好きなんだ

大きなイルカのぬいぐるみは
お姉ちゃんだよ
家に帰ってくると いつも いい子いい子と
頭をなでてくれるし
お姉ちゃんがお休みの時には
山に遊びにつれていってくれるよ
僕の好きな チャタ君とチャタ君のお姉さんと
遊びに行くんだよ
楽しいよ
だからね
大事なイルカは
お姉ちゃんだよ

そして、ピーピーなる「ピーピーちゃん」は
ひかりちゃんにあげてね
1歳になった妹みたいなコーギー犬だから
きっと喜ぶよ

そうだ
「遺言」として、書かなければ
遺言しなければ、いけないんだ
遺言するには 立会人もいるのかな?
でも でも
僕は 字が書けないから
どうしよう どうしよう
弁護士に 相談 相談
ご主人様に 相談だ

(横浜シルク法律事務所 高橋事務員記)

弁護士ウォッチングが本になりました!